バレエスタジオエルの想いと理念をお伝えします。- Concept of Aile -

自主性を持ち、様々な角度から"バレエ"を見つめる

講師と自分

講師は教え導く存在。

レッスンプログラムを組み立てて、踊れるようになるための筋道を作っていきます。
そして、身体のどこをどんな風に使うのか、さらにはどう考えれば良いのかを伝えていきます。

そういった様々なことを、最終的にやろうとするか、しないか。それはすべて"自分次第"なのです。

受け身なだけでは習得が難しい、バレエ。
生徒が主体性を持ち、アドバイスをさらに工夫していく力を身につけ、能動的にレッスンを受けてもらえたら・・・

そのためにも講師にはどんどん質問したり疑問を投げかけたり、積極的にぶつかってきて欲しいと思います。
質問にはなるべく時間をかけて答えていきたい、そして必要な知識やアドバイスをなるべく沢山伝えていきたい。

そう思っています。

そのようなやりとりの積み重ねを通し、生徒が自分で考えて動いていく力を身につけていけるように、
導いていく存在でありたいと願います。

他人と自分

他人は自分の鏡。

人の良いところも良くないところも、客観的に見るとわかるもの。

一緒にレッスンを受けている人たちを"見る"のも勉強の一つです。しっかりと見て学んで、それを自分に置き換えて考える。
誰一人として同じ人間はいないのです。全ての人は自分の見本となり得るのです。

ただ比べるのではなく、他人を通して自分を見つめなおすこと。この視点によって、道は大きく開けてゆきます。

そしてお互いに得意な部分や不得意な部分を、聞き合ったり話してみたりしてもらいたい。
みんながどんなふうに考えているのか"知る"ことは、自分のためだけでなく、相手のためにもなるのです。

レッスン中の質問も大丈夫。一つの質問は一緒にレッスンを受けているみんなのためにもなるからです。

さらに、他のクラスの見学はいつでもＯＫ。積極的に見て、そして目標を持ってレッスンに臨んで欲しいと思います。

知識と自分

ペンは剣よりも強し。

様々な知識は自分自身の"武器"になります。知識はいくらあっても邪魔にはなりません。
豊富な知識は自分を高めてくれるだけでなく、人との繋がりにも重要な役割を果たしてくれます。

何かを"知っているということ"。それは自分の自信につながり、強くなれるのです。
"知識"とは机の上で学ぶ勉学のみではありません。

どんなことでもいいのです。日常にこぼれ落ちているようなささやかな事柄から、専門的な分野まで。
範囲を定めずにどんどん吸収していく姿勢を持つことが大切です。

一見、バレエとは役に立ちそうもない事柄に思えても、あるいはすぐに使えそうにない事でも、
いつかはどこかで何らかの形で、必ず自分の役に立つ時が来るのです。

自分の内面を磨くということ。

それは自分という畑に知識の種を蒔き、大切に育み、いつか花が咲き、そして、実を結ぶために努力すること。

そして、その"実"こそがあなたを輝かせる"宝石"なのです。それは舞台の上で必ず輝きます。
強く美しい宝石を身にまとい、バレエという表現方法を使って舞台の上で思い切り輝けるように...。